目次
- ランドドゥエラーとは?
- 定価と仕様一覧
- デザインと技術面の革新
- 高価格の理由
- まとめ
ランドドゥエラーとは?
2025年にスイス・ジュネーブで開催されたWatches & Wondersで初公開されたロレックスの新コレクション「ランドドゥエラー」。陸を象徴する冒険者向けツールウォッチとして、従来のスカイドゥエラー(空)やシードゥエラー(海)に続く革新的シリーズです。
定価と仕様一覧(2025年 日本国内定価)
▼ ランドドゥエラー 36mm
素材 | モデル | 定価(税込) |
---|---|---|
オイスタースチール | Ref.127234 | 2,115,300円 |
エバーローズゴールド | Ref.127235 | 6,362,400円 |
プラチナ | Ref.127236 | 8,773,600円 |
▼ ランドドゥエラー 40mm
素材 | モデル | 定価(税込) |
---|---|---|
オイスタースチール | Ref.127334 | 2,255,000円 |
エバーローズゴールド | Ref.127335 | 6,968,500円 |
プラチナ | Ref.127336 | 9,427,000円 |
※上記価格は2025年4月時点の日本国内正規価格(税込)です。モデルにより販売制限や入荷状況に差がある場合があります。
こちらの定価をご覧頂くと分かるように、同じ素材を使っているデイトジャストと100万円近く定価が離れています。
ランドドゥエラーはなぜこんなにも定価設定が高いのか疑問に思った方も多いと思うので、今回のブログではそちらを解説させて頂きます。
デザインと技術面の革新
一体型のジュビリーブレスレット、ポリッシュとヘアラインを織り交ぜたケース構造、そしてダイヤルは新開発の3Dテクスチャー仕上げ。
内部には最新キャリバー7135を搭載し、5年間の国際保証と+2/-2秒の高精度クロノメーター規格を誇ります。
デザインはロレックスが非常に短い期間でしか生産していなかった「オイスタークォーツ」より着想しており、ラグジュアリースポーツテイストなフォルムをしている。
ランドドゥエラーが高価な理由
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新型ムーブメント「Cal.7135」搭載
ロレックス初の「ダイナパルス脱進機」を搭載した最新設計で、部品点数や製造難易度が高い。
従来ロレックスはスイス式の脱進機を使っていたが、独自設計のダイナパルス脱進機を採用。髪の毛の様に細い天芯はセラミックで作られている。ハイスペックキャリバーを採用した事によってコストがアップしたと考えられる。
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一体型ブレスレット構造
ケースとブレスレットが一体となった構造は加工・組立に非常に高い技術を要す。
ブレスレットの中には摩耗を防ぐためにセラミック製のインサートが備えられているなど、非常に高度な設計が施されている為デイトジャストよりもコストがアップしたと考えられる。 -
素材と装飾の高級化
プラチナ、18Kエバーローズゴールドの採用に加え、文字盤には特殊仕上げが施されています。
他のモデルでも文字盤の仕様が特殊な場合、定価が高くなる傾向もある。
ランドドゥエラーはそもそもの文字盤が特殊仕上げ仕様の為高い。 -
新シリーズとしての希少価値
2012年のスカイドゥエラー以来、ロレックスにとって10年以上ぶりとなる完全新シリーズ。
ブランド戦略としても定価を強気に設定する価値がある。
まとめ
ランドドゥエラーは、デザイン、技術、素材、そして希少性の全てを兼ね備えた新世代のロレックスです。
価格は従来より大幅に高く設定されていますが、その背景にはこれらの明確な理由が存在します。
今後Cal.7135が他のモデルにも採用をされたりすると、そのモデルの定価大幅上昇もあり得ますね。
入手難易度も含め、今後の市場動向に注目が集まることは間違いありません。