手巻きの腕時計のご利用方法
手巻きの腕時計は、ゼンマイがほどける力で動いております。
装着せずに置いておきますと、ゼンマイが伸び切って止まります。
※パワーリザーブ(ゼンマイが伸びきるまでの時間)は腕時計によって異なります。
ご利用頂く前にゼンマイを手で巻き上げて頂く必要がございます。
ゼンマイを巻いたり、時刻・日付を調整する場合は
リューズと呼ばれるケースサイドについている突起を使い操作します。
赤丸の突起がリューズです。
※リューズはモデルによってはねじ込み式となっている物がございます。
ねじ込み式の場合はキャップのような構造になっておりますので、
リューズを手前(6時側)に回し、緩めた状態から操作をお願い致します。
ねじ込み式ではないタイプであれば、リューズを緩める必要はございません。
ゼンマイの巻き上げ方法
リューズを前方(12時方向)に回しますとゼンマイが巻き上がります。
逆に回してもゼンマイは巻き上がりません。
止まっている状態からですと20~30回程回してからお使い下さい。
手巻きの腕時計は巻き止まり(ゼンマイの巻き上げが満タンな状態)がございます。
巻き止まりますと、リューズが回せなくなります。
そこから無理に回してしまいますとゼンマイが切れますので、
巻き止まりましたらそのままお使い下さい。
時刻の調整方法
リューズが上がった状態です。
リューズを1段(日付付きのモデルは2段)引き出しますと、リューズが時刻の調整ポジションとなります。
※一部のモデルは1段で時刻の調整、2段で日付の調整となります。
リューズを回して針を動かし、時刻をセットして下さい。
時刻は基本的に進める方向のみに動かしてください。
巻き戻す方向に動かしますと、故障の原因となります。
日付の調整方法
一部のモデルには日付(デイト)の表示がございます。
日付を調整する場合、まず時刻を5時~6時(AM・PMは問わず)に必ずセットして下さい。
時刻がPM12時付近の際に日付を手動で変更しますと、歯車の噛み合わせの関係で故障する場合がございます。
リューズを1段引き出しますと、リューズが日付の調整ポジションとなります。
※一部のモデルは1段で時刻の調整、2段で日付の調整となります。
リューズを回して日付を前日にセットして下さい。
リューズを時刻の調整ポジションに変更し、時刻をAM12時を超えるように進めて下さい。
AM12時を超えると日付が当日に切り替わりますので、そこから時刻をセットして下さい。
※こちらはあくまで代表的な操作方法となります。
一部の特殊なモデルや、特別な機能が付いている場合は操作が違う場合がございますので、
お使いになる前には必ず取扱説明書をご覧下さい。
取扱説明書が付属しない個体の場合は、在庫店舗宛にお問い合わせ頂きましたら、
お使い方のご説明をさせて頂きます。