ロレックス サブマリーナー5513「セリフダイヤル」完全ガイド
Ref.5513とは
ロレックス サブマリーナー Ref.5513は、1963年頃から約30年もの間製造されたロングセラーモデル。
日付表示のないシンプルなダイバーズウォッチとして、ヴィンテージロレックスの代名詞とも言える存在です。
その中でもダイヤルの表記や印字の細部に違いがあり、製造年代ごとにファンの間で分類・評価されています。
セリフダイヤルとは
5513における「セリフダイヤル」とは、文字盤上のROLEXのロゴや、369のバーインデックスなどのフォントに、筆記体のような“ひげ”や“はね”を持つ装飾的な書体(セリフ体)が使われているダイヤルのことを指します。
主に1970年代に生産されていたダイヤルとなります。
ダイヤルの生産工場の違いなど諸説は様々ですが、年代的にはセリフ体とノンセリフ体が混在しています。
見分け方と特徴
セリフダイヤルは以下のようなポイントで判別されます:
- 「ROLEX」ロゴの“R”や“E”の端に小さな装飾(セリフ)がある
- 「SUBMARINER」の“S」「M」などの文字に鋭い突起が見られる
- バーインデックスの隅の部分にハネがある※一番重要!
以下の画像は1枚目がセリフダイヤル、2枚目はノンセリフのマキシダイヤルです。
インデックスの隅が見分けるには一番分かりやすい部分となりますので、今回はそこをアップで撮影させて頂きました!
市場価値と価格差
セリフダイヤルは希少性の高さから、同じRef.5513でも数十万円単位で価格差が生じることがあります。以下は参考価格です:
| モデルタイプ | 参考価格(2025年現在) | 備考 |
|---|---|---|
| Ref.5513 セリフダイヤル | 約1,800,000〜2,200,000円 | 状態良好・オリジナル性高いもの |
| Ref.5513 ノンセリフダイヤル | 約1,400,000〜1,700,000円 | 1980年代中心 |
特に愛称の付いていないような5513と比べると、状態や付属品の違いによって価格は大きく変動しますが、セリフダイヤルは一貫して高評価を受けています。
まとめ
ロレックス Ref.5513の中でも「セリフダイヤル」は、ヴィンテージならではの魅力を持つディテールです。書体のわずかな違いが、時計全体の印象を変えるだけでなく、資産価値にも直結します。
今後さらに希少性が高まることが予想されるセリフダイヤル。ヴィンテージロレックスを深く楽しみたい方には、ぜひ注目していただきたい仕様のひとつです。
