緑の存在感 ― ロレックス サブマリーナー Ref.116610LV
ロレックスのダイバーズウォッチ「サブマリーナー」は、1950年代から続く伝統あるモデルです。
その中でもRef.116610LVは、鮮やかなグリーンが特徴で、アメコミの緑のヒーローにちなんで「ハルク」と呼ばれ親しまれています。
鮮やかなグリーンと高級感のある仕上げ
通常のサブマリーナーは黒が主流ですが、このモデルは文字盤とベゼルを深みのある緑で統一。
ベゼルには傷に強いセラミック（セラクロム）を使用し、長く美しさを保てます。
文字盤はサンレイ仕上げで、光の角度によって鮮やかに輝いたり、落ち着いたダークグリーンに見えたりと多彩な表情を見せます。
一方で、ベゼルはやや明るめのグリーンで発色されており、「駆け出すような緑のコントラスト」が個性を際立たせます。
なお、ロレックスにとってグリーンはブランドを象徴する色ですが、
このRef.116610LVは、緑を本格的にダイヤルとベゼル両方に採用した“初のレギュラーモデル”として、ロレックスにおけるグリーン展開の先駆け的存在です。
2003年に登場したRef.16610LV（通称：初代グリーンサブ）はベゼルのみグリーンでしたが、116610LVではその世界観が一段と進化。
後続の「スターバックス（Ref.126610LV）」や、オイスター パーペチュアルのグリーンダイヤルなどへ続く流れをつくった、まさに“緑の走り出し”となった1本です。
頑丈なステンレススチールケース
ケースとブレスレットにはロレックス独自のオイスタースチール（高耐食性ステンレス）が使われており、傷や錆に強いのが特長です。
ケース径は約40mmと程よいサイズ感で、スーツにもカジュアルにも合わせやすい万能さがあります。
また、旧型の16610LVと比べるとラグが明らかに太くなっており、
全体として「どっしり」とした存在感が増したのも116610LVの大きな特徴。
現代的なロレックススポーツモデルらしい迫力があり、腕元での視認性と満足感を高めています。
快適なブレスレットと調整機構
ブレスレットはサブマリーナー伝統のオイスターブレスレットを採用。
バックルにはグライドロッククラスプという微調整機構が付いており、工具なしでの微調整を実現しました。
季節や時間帯での手首のむくみにも柔軟に対応できるため、着け心地も抜群です。
高い防水性能と信頼のムーブメント
300メートル防水、逆回転防止ベゼル、暗所でも視認性を保つ夜光インデックスなど、本格ダイバーズの機能をしっかり搭載。
内部には自動巻きのキャリバー3135を搭載し、高い精度と耐久性でロレックスの信頼性を支えています。
生産終了の特別感と希少性
Ref.116610LVはすでに生産が終了しているため、新品での入手はできません。
2020年に新型（Ref.126610LV）へとバトンを渡しましたが、新型はハルクと違い黒文字盤の為、ベゼルと文字盤の両方が緑色のハルクの人気は衰えず、グリーンサブの完成形として現在もコレクターの注目を集めています。
商品スペック
- ブランド：ROLEX（ロレックス）
- モデル：サブマリーナー Ref.116610LV
- ムーブメント：自動巻き（Cal.3135）
- 素材：オイスタースチール（ステンレススチール）
- ケースサイズ：約40mm
- 文字盤：グリーン（サンレイ仕上げ）
- ベゼル：セラクロム製グリーンベゼル（プラチナコーティングインデックス）
- ブレスレット：オイスターブレスレット（グライドロッククラスプ付き）
- 付属品：箱・保証書(2017年12月)
- 価格：￥2,950,000
- 保証： 12ヵ月
※2025年8月現在の情報です。
執筆：岐阜店スタッフ柴山
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