5桁ロレックスの魅力を徹底解説!
ムーンフェイズです。
今回は5桁ロレックスの魅力を徹底解説していきます!
気になっているけど種類がたくさんありすぎて分からないという方や、
現行品は高くて買えないけどロレックスが欲しい!という方は是非ご一読下さい。
5桁ロレックスとは?
そもそも5桁のロレックスとは何なのかをご説明させて頂きます。
ロレックスには品番(リファレンスナンバー)というモデルの固有番号がございます。
例:116500LNはデイトナです。
数字にはそれぞれ意味があり、現在ですと数字の桁数が6桁とモデルによってはアルファベットが付きます。
5桁のロレックスとは6桁品番になる前のロレックス、つまり少し前のモデルという事を意味しております。
具体的には、サブマリーナーは2023年現在は「126610LN」と数字の部分は6桁ですが、2世代前は5桁の品番で「16610」でした。
これが所謂5桁ロレックスです。
5桁ロレックスは何が違うの?
続いては5桁のロレックスは6桁と何が違うのかを説明させて頂きます。
モデルによって様々な違いがある為、今回はある程度共通した部分のみご説明させて頂きます。
- ベゼルの素材が違う
- ブレスレットやバックルの作りが違う
- 夜光塗料が違う
ベゼルの素材が違う
5桁のロレックスと6桁ですとベゼルの素材が違うモデルが多々ございます。
例えばサブマリーナーですと6桁ではセラミックベゼルが通常ですが、5桁になりますとアルミベゼルが採用されています。
セラミックベゼルは硬度がアルミよりも高い為、小傷に強く不変的なのが特徴です。
デイトナの場合は6桁はセラミックベゼルのモデルが殆どですが、5桁の頃はステンレスベゼルでした。(金無垢の場合はケース同様の金が使われている。)
5桁はアルミベゼルが採用されている。
独特な凹凸があり、表面の色が退色する事もある。
こちらはセラミックベゼル(正式名称はセラクロムベゼル)。
小傷に強く、独特な光沢がある。
また、黒いセラミックは劣化に強く、不変的。
これを聞くとセラミックの方が良いと考える方も多いと思いますが、アルミベゼルには大きな特徴がございます。
ズバリ退色するという特徴がございます!
「退色しない方が良いじゃん!」とお考えになる方もいらっしゃるとは思いますが、そういった方々は6桁以降のモデルをお求め頂くのが良いかもしれません。。。
具体的に退色はどのようになるのかをお見せ致します。
ロレックス シードゥエラー Ref.16600
ベゼルは本来黒色だが、退色して青色の混ざったグレーの様な色に変化している
ロレックス GMTマスター Ref.16700
赤青ベゼルの赤が強く退色し、ピンク色になっている。
青も少し退色し、本来の色より少し薄い。
この様に、ベゼルの色が黒から青みがかったグレーに変わったり、赤からピンクへと変色する事があります。
まさにこのエイジングこそ唯一無二の自分の味わいが出る部分であり、デニムなどに近い「時計育てる感覚」というのを味わえるのではないでしょうか。
ブレスレットやバックルの造りが違う
続いてはブレスレットやバックルの造りです。
これだけですと、いまいちピンとこない方も多いかと思いますが、ここが違うと装着感が大きく異なってきます。
では具体的にどこが違うかを解説していきます。
まずはブレスレットですが、板を巻き付ける構造の巻きブレスというアンティークから進化はしており、ネジでサイズ調整を行える仕様の「ヘビーブレス」が使われております。
これは現在のブレスレットと外観や仕様は殆ど同じなのですが、圧倒的に違う部分がコマの内部がどうなっているかです。
こちらが巻きブレス。
サイドにガードが付くタイプはリベットブレスレットと呼ばれている。
金属の板を金属の棒に巻き付ける事で、コマ同士を連結させてブレスレットにしている。
コマ調整の際は板を開く必要がある為、必ず作業跡が残ってしまう事や、耐久性に難がある事から現在は使われていない。
ロレックスのブレスは5桁の頃から削り出しのブレスレットが使われており、耐久性に優れていましたが、5桁と6桁では内部が微妙に異なります。
5桁時代のヘビーブレスは内部が空洞になっているのに対して、現行品で使われているブレスレットは内部もそのまま金属となっております。
これにより耐久性が上がっている事や高級感を感じやすい反面、重さが増しております。
5桁時代のヘビーブレスレットは、空洞になっている為軽く、華奢な雰囲気がアンティークの様な風合いを感じさせます。
基本的な構造は現行品と同じだが、コマの内部がくり抜かれている。
その為軽く、使いやすいと感じる方も多いはず。
腕に乗せた際にギラギラとしたイメージが出にくく、カジュアルな雰囲気でお使い頂くにはもってこいです。
装着感は完全に好みにはなりますが、より軽やかに使えるのは5桁のヘビーブレスでしょう。
バックルは全体的に5桁の方が薄く作られています。
5桁のダブルロックバックル。
後述する現行品のダブルロックのバックルよりも薄く作られている分軽い。
全体的に厚みが増しており、より堅牢な造りへと進化している。
モデルによって、グライドロックやエクステンションリンク等様々な機能も追加されている分重い。
造り自体はブレス同様華奢で軽いのですが、プロフェッショナルモデル(スポーツモデル)ではダブルロックが採用されているモデルが殆どです。
ダブルロックは5桁の途中から採用されており、その以前はシングルロックと呼ばれるバックルでした。
現在はシングルロックの方が相場としては高い傾向にありますが、強くこだわりを持たない方であればダブルロックでも十分に時計を楽しんで頂けるはずです。
夜光塗料が違う
続いて紹介するのは夜光塗料の違いです。
現在のロレックスはクロマライトと呼ばれる独自の夜光塗料が仕様されております。
その為、他社の物と比べても長時間発行する事が特徴です。
こちらがクロマライト夜光。
ぱっと見では後述するルミノバ特別は付きにくいが、発行時に水色の色になる事が特徴。
ルミノバは緑色の物が殆ど。
5桁のロレックスは年式によって2パターンの夜光塗料が使われております。
まず1つ目はルミノバ夜光です。
これはクロマライトが使われる前にロレックスで使用されていた夜光塗料です。
他メーカーですと現在も使われている夜光塗料で、クロマライトよりも発光時間は短いですが、十分な性能が発揮されております。
2つ目はトリチウム夜光です。
これは現在は基本的には使われておりません。
トリチウムという放射性物質を使用した夜光塗料で、ルミノバ以前に使われていた技術です。
※放射性物質と言っても、人体には影響が無いレベルとなりますのでご安心下さい。
トリチウム夜光はルミノバやクロマライトよりも耐用年数が短く、劣化をします。
劣化が始まると築港時間が短くなっていき、最終的には光らなくなります。
また殆どの場合は白色の夜光塗料なのですが、経年により焼けが生じ、クリーム色やオレンジ色へと変色していきます。
こちらが焼けた夜光塗料。独特な焼けによりアンティークの様な風合いが出る。
この焼けがポイントで、現行品では出ない風合いを感じる事が出来ます。
焼けが発生するには長い年月が必要で、現時点では焼けていない個体も多くあります。
こちらは同じくトリチウム夜光だが焼けが少ない。
今後焼けてくるかはまだ分からないので、最初から焼けている個体を選ぶのも選択肢のうちの1つだろう。
また、針や文字盤、ルミナスポイントがメーカーサービスにてルミノバ夜光へと交換されている場合もございます。
交換された部分は焼けが発生せず、色がバラバラになる可能性がございます。
その為、弊社では全ての夜光がトリチウム夜光の場合のみ、商品ページにはオールトリチウムという表記をさせて頂いております。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上が5桁ロレックスの魅力となりますが、勿論ここでは書ききれない魅力(文字盤のマイナーチェンジや書体等)も多数ございます。
総じて言える事は、デニムの様に育てる事が出来る時計という事です。
勿論、既に育っている5桁のロレックスをお求めになるのも良いとは思います。
焼けなどはどのように発生するか予測が出来ないものではありますので、エイジングが済んでいる物をお求めになれば理想に近いロレックスを手に入れる事が出来るでしょう。
弊社が提供する5桁ロレックスは見た目や値段、焼け具合等それぞれに魅力があり、お客様にメリットがあるような物を1本1本セレクションしております。
それぞれ魅力が違う為、是非店頭にて実物をご確認頂きお求め頂けますと幸いです。
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5桁のロレックスも対象商品となりますので、このチャンスをお見逃しなく!
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