機械式時計VSスマートウォッチ!
いつもムーンフェイズをご覧頂きありがとうございます。
今回は機械式時計とスマートウォッチ、果たしてどちらが良いのかを解説させて頂きます!
機械式時計とは?
まず初めに機械式時計とは何かを簡単に説明させて頂きます。
機械式時計とは、ゼンマイがほどける力で動く時計の事です。
時計の内部には細かな歯車が無数にセッティングされており、そちらに力が伝わる事で針を動かす仕組みとなっています。
その為、長期間の使用に伴う油切れ等を起こすと時差と呼ばれるものが発生します。
時差とは、時間がズレる事を意味しており、日差と呼ばれる一日あたりどれくらい時差が出るのかを基準に時計の精度は語られます。
しっかりとメンテナンスがされていれば半永久的に使用する事が出来るのも機械式時計の特徴の1つです。
スマートウォッチとは?
続いてスマートウォッチについて簡単に説明させて頂きます。
スマートウォッチとは、ヘルスケアやマップの表示、メールの返信等をスマートフォンと連携する事で行える高機能デバイスです。
スマートフォンとの連携とアプリの使用で用途は非常に幅広く、今もなお広がっています。
動力は充電式が殆どで、電池の寿命が来た場合は電池の交換、もしくは買い替えが必要となります。
また、電池以外にも液晶の寿命や中の機械の寿命等もあり、殆どの方は3年前後で買い替えをされます。
非常に高機能で、まさに時計型のスマートフォンのような存在です。
2つを比較すると・・・
機械式とスマートウォッチの2つを比較すると、非常に高機能のスマートウォッチに軍配が上がるとお考えの方も多くいらっしゃると思います。
事実、機能性でいえばスマートウォッチの方が多機能です。
では機械式が優れている点というのはどういった所なのかを説明させて頂きます。
- 半永久的に使う事が出来る
- リセールバリューが雲泥の差
- 所有欲を満たす
半永久的に使う事が出来る!
まずスマートウォッチよりも機械式が優れている点としては半永久的に使う事が出来るという点です。
定期的なメンテナンス(オーバーホール)は必要とはなりますが、しっかりとメンテナンスがされている個体であれば理論上は半永久的に使用する事が出来ます。
例えば弊社では1940年代の時計の販売等も行っており、おおよそ80年以上経過している時計でも日差1分以内にて動きます。
その為にはしっかりとした職人の元で定期的なメンテナンスの必要もございます。
メンテナンスの度に費用はかかってしまうので、コストパフォーマンスとしてどうかと思う方もいらっしゃるとは思います。
事実、弊社提携修理工房ででオーバーホールを行った場合、安くても基本料金が4万円程と、スマートウォッチを買う事も出来る金額にかなり近いです。
オーバーホールは基本3~5年に1度が頻度としてはお勧めですので、スマートウォッチの買い替えスパンにも近く、アップデートがされるスマートウォッチと比べると若干見劣りはします。
しかし、半永久的に使う事が出来る為、記念品やご子息様への譲渡等、形として残る物ならではの価値がございます。
使うだけではなく、共に思い出を刻むことが出来るというのは、他の物では中々無い経験だと思います。
ズバリ、半永久的に使う事が出来る事は機械式時計ならではの魅力の1つと言えるでしょう。
リセールバリューが雲泥の差
続いてはリセールバリューについてです。
機械式時計には必ずといって良いほど資産価値の話も付いてきます。
それもそのはず、機械式時計というのは前述した通り価値のある物として認められている為、売買が盛んです。
初期費用としての持ち出し金額は大きい物も多々ございますが、手放される際には高い値段で売れる物も多く、中には10年前に買った時よりも高い値段で売れるなんて現象もしばしば。。。
100万円の時計を買っても買取金額が80万円だった場合は20万円の使用料だったという事になります。
その間に約10万円程のスマートウォッチを2本買い替えた場合、お値段的には変わりません。
これが10年のスパンになった場合はスマートウォッチの買い替え本数も増える事になりますので、長く使えば使うほどリセールバリューの高さが光ります。
勿論長く使えば傷も多く入ってしまうので、傷の具合によっては寝落ちをする場合もございますし、流行のアイテムなどの場合はその流れが終わってしまうとリセールバリューが落ちる傾向もございます。
つまりはリセールバリューが高いモデルを長く綺麗に使うのがコストパフォーマンに優れるという事になります。
所有欲を満たす
最後は所有欲を満たすという点です。
機械式時計はお買い上げ頂きますと不思議と所有欲が満たされる傾向がございます。
「憧れのモデルを買ったから仕事を頑張ろう!」
「この時計を付けてレストランでディナーをしたい」
などなど、様々な思いを胸にお買い求め頂いております。
「スーツを着ると気持ちが入る」という言葉を耳にしたことはあるかと思いますが、実は時計でもそういった意見を頂きます。
利便性で言ったらデニムにTシャツ等の方が楽ですが、スーツを着る理由というのは別にあります。
腕時計もまさにそうで、スマートウォッチの方が便利で楽ですが、機械式時計の方が気持ちが入るという事です。
(勿論スポーツをするときはスマートウォッチの方が気持ちが入るかもしれませんが・・・。)
特別な時に身につけるには、やはりジャージではなくスーツ、スマートウォッチではなく機械式時計ではないでしょうか。
まとめ
近年のスマートウォッチの進化は非常に目まぐるしいです。
最早、当初言われていた
「誰が付けるんだ」
「絶対に流行らない」
などの意見は最早少数派になっているのではないでしょうか。
私共もスマートウォッチに機械式時計の市場が押されるのかと思ったこともありますが、機械式時計の魅力という物を再認識する機会を得られたのではないかと今では感謝をしております。
それらを踏まえると機械式時計とスマートウォッチの関係は、「革靴とスニーカー」、「スーツと私服」の様な立ち位置になっているのではないでしょうか。
普段使いはスマートウォッチで、特別な時や場合は機械式時計という風に使い分けて頂くのがBetterな選択肢だと私共は考えております。
普段から革靴を履きたい方もいれば、スニーカーを愛する方もいらっしゃいます。
どちらに軍配が上がるかと聞かれると、正直な所は機械式と言いたい所ですが、それぞれの魅力を加味すると引き分けといった所でしょう。
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出典
いらすとや:https://www.irasutoya.com/